4月~確信~ | 実に気ままなブログ

4月~確信~

●4月

4月になって、初めて模擬試験を受けた。

模試を受けたかったのは、結果はともかく、本番での試験でどのように

時間配分をするかということについて、慣れておきたかったからだ。

とはいっても、多くの模試は既に実施済だったので、バックナンバーを

自宅で時間を計り、受験するという形で。

5月に都庁・東京特別区の試験があることもあり、都庁型・東京特別区型の

試験のバックナンバーを購入し・時間を計って受験した。

ここで初めて、「相対的な」自分の位置がわかった。

傲慢に聞こえるかもしれないが、「1次試験はいける」と思える成績を残せた。

ただ、これはあくまでも「バックナンバー」なので、実際にリアルタイム(?)の

模擬試験で勝負して、結果を残さないと・・・そう思った。


そして4月第2週。初めて、リアルタイムで都庁型の模試を受けた。

場所が場所だけに、受験者は僕を含めて2人。最後には、僕1人だけだった。

本番の雰囲気があまり味わえなかったのはやや不満だったが、仕方ない。

しかし実際受けてみると、バックナンバーのようにうまくはいかない。

とにかく、時間が全く足りない。勘でマークしたところ多数。

これがリアルタイム模試の緊張感か・・・。


都庁の試験は、択一教養・択一専門・専門論文・教養論文という構成。

特に、後者2つの配点が高い。

4月に入って、初めて論文の対策をした。

とはいっても、専門論文はヤフオクで購入した経済の論文対策本を、

教養論文は市販の対策本を読んだのみ。

論文に不安を抱えて模試を迎えることとなった。


結果は、意外なものだった。

択一教養・専門とも成績優秀者一覧に載り、専門論文もそのランキング入り。

教養論文は平均的だったが・・・。

素直に嬉しかったが、逆に怖い、とも思った。

模試でうまく行き過ぎた人は、本番で失敗する・・・と聞いたことがある。

今の自分は、それにあてはまっているのではないか。


数日考えて、僕はこのように考えた。

「確かに、今の自分はうまく行き過ぎている気がする。でも、まだ1ヶ月ある。

自分は、まだまだ伸びることが出来る。それに、教養論文がうまくいかなかった

ということは、『全然ダメだよ、もっと頑張れ』ということかもしれない。

もっと頑張れば、十分合格ラインにいることが出来るはず」

自分に、5月最初の都庁の試験をのりきれる「確信」が生まれた。


「確信」は「驕り」とは違う。僕は、これに常に気を留めていた。

「確信」があるからこそ、それを本当にするために努力しなければならない。

努力しない人は、そこで終わってしまう。

この「確信」を持てた日から、僕はもっと努力出来た気がする。


同時に、もう1つ考えなければならないことがあった。

それは、「4月最終週にある国家1種を受けるか否か」。

国家1種は、公務員試験の中でも最高峰に位置付けられる試験。

本気で受ける人も、力試しで受ける人も、多くの人が受ける試験だ。

今の自分の実力を測るためにも、受けたいという気持ちはあった。

でも・・・「国家1種受けて、その後どうするの?」

○○省、○○庁。響きはいいかもしれない。

でも・・・それって本当に自分が行きたい場所なのかな?

たとえ力試しだとしても、それを受けるなら、その1日を他の試験のために

充てた方が自分にとっていいんじゃないかな?


僕は、国家1種を受けなかった。

これは、正解だったと思っている。

とにかく、自分が受かりたいと思っている試験のために全力を注ぐべき。


そして4月が終わり、「1次は突破出来る」という確信を持ったまま、

5月を迎えることとなった。

いよいよ、公務員試験本番が始まる。