3月~決心~ | 実に気ままなブログ

3月~決心~

●3月

支社を離れ、実家へ戻った。

疲れきっていた心身をともにリフレッシュすることが出来た。

そのおかげで、いろいろと考えることが出来た。

この1年のことと、これからのこと。

この1年のこと。

逃げ場もなく、ひたすら辛い毎日だった。

同期などに相談すれば良かったのかもしれない。でも、出来なかった。

もはや、相談する気にもならなかったのだと思う。今から思うと。

友達や後輩から「病んでる」「ちょっとおかしい」と言われるようになった。

大学からの付き合いだが、こんなことを言われたのは初めてだった。

その頃はそうかなぁ・・・と思っていたが、やっぱりそうなのだと思う。

これに関しては個人的に迷惑をかけて申し訳ないと思う人がいる。

もちろん、何も得なかったわけではない。

特に、集中力が飛躍的に伸びていた。

毎日、ミスの許されない状況の連続だったから、嫌でも集中力が身につく。

これが、公務員試験を突破できた最大の理由だと思っている。

あとは、責任感チームワーク力(?)も大いに身についたと思う。

なんか面接みたい・・・

そして、これからのこと。

1年支社にいて、本社に行った後、自分が支社でするであろう

仕事の内容がわかった。

そしてなにより、実際に自分が経験するであろうキャリアを

積んできた人を見ることが出来たのが大きい。

その人(以下、課長)とは仲がよく、一緒にお互いが好きな○将に

仕事後よく食べにいっていたのが良き思い出。

課長は、仕事も出来るし下っ端の僕のこともよく気にかけてくれて、

とても尊敬出来る人だ。

でも、その仕事のためにあまりにも大きなものを犠牲にしている

ことに僕は衝撃を受けた。

詳しくは書かないが、自分は絶対に犠牲にはしたくない。

仕事も大事だが、仕事以外のものも大切にしたい・・・。

以前に先輩と冗談で、「今辞めても大丈夫ですかね~」とその課長に

言ったことがある。

するとその課長は笑顔でこう答えてくれた。

「まだ若いんだし、全然やりなおしがきくよ」

「何いってんだ~」という言葉が返ってくると思っていたので、この言葉は

本当に意外だった。


そして今回、本当に辞めようと思っていると課長に相談した。

返答は、やはり同じだった。

今でも、その言葉は印象に強く残っている。

実家にいる間、支社のいろんな人から電話をもらった。

声を聞いているだけで、涙が出そうになったこともあった。

この1年、辛いことばかりだったけど、本当に尊敬する人達とも出会えた。

この人達とまた一緒に仕事がしたい。心からそう思えた。

でも・・・自分のことだし、これから自分がどうなりたいかなんだ。

そう考えると、あの会社に残るという選択肢はなかった。

加えて、後で話す「公務員になりたい」という気持ちも強くなっていた。

この気持ちが、実質的に辞職をした理由といえる。

3月初め、僕は会社を辞める決心をした。

実家に戻っている間、あの上司からの電話は一度もなかった。

彼にとって、僕なんかより心配なことはたくさんあるのだろう。

これが営業職員さんなら、電話するんだろうな。間違いなく。

内勤職員1人減るより、支社の営業職員1人減る方が

重大問題だもんね。あなたにとっては。

辞める決心を電話で上司に伝えた。

「俺は引き留めない。俺に事前に相談しなかったから

引き留めはしない」

まあ、予想通りの回答とはいえ、ちょっと悲しかった。

事前に相談?出来るならしています。

僕に殺気立つあなたを見て「あなたが原因の一つだから・・・」

と相談出来ますか?

支社に戻って支社長に退職の意思を報告しにいくときも、彼は

僕を見て笑顔だった。

この状況で笑顔?やっぱり僕が「去ってほしい人」だから?

直属の部下として理由の一つでも聞いてくれるのかと思ったけど・・・。

今年入ってきた新人には優しく接しているようだし、僕は相当気に

いらなかったんですね、やっぱり。

まあいいや。あの人のことはもう忘れよう。

そして退職の意思を支社長、支社の皆さんに伝え、荷物も整理して

実家へ移った。

この頃には公務員試験勉強をもう始めていたのですが、その話は

次にでも。

※ネガティブな話ばっかりですいません。不快に思われる方も

いらっしゃるかもしれません。でも、自分自身のけじめとして、

思っていたことは文章にして残しておきたいと思うし、読んでくれる

方にも僕の思いを知っていただきたいと思い、敢えて載せています。

何卒ご了承ください。